東洋哲学リーダー塾 メール講座 第3回——理念が伝わらない理由
理念が伝わらない理由
多くのリーダーが「理念が社員に伝わらない」と悩みますが、その根本には「伝え方」ではなく「生き方」があります。理念とは、言葉で説明するものではなく、リーダー自身が行動で体現するものです。
口で語るだけでは、人は動きません。リーダーが理念を自ら実践し、それが自然な習慣として現れているとき、人はその姿に共鳴し、行動を変えていくのです。つまり、理念は”語る”のではなく”生きる”もの。背中で見せる姿勢が、もっとも強力なメッセージなのです。
理念を組織に浸透させたいと願うなら、まず自らがその理念の実践者であるかを問い直しましょう。行動が変われば、空気が変わり、組織の重心が静かに動き出します。理念が伝わるとは、信頼が育つということなのです。
『伝習録』「知行合一」
王陽明は、「知行合一:知識と行動は一体であり、切り離せない関係にある」と述べました。
つまり、先に行動があり、理念を語る前に、理念にそって生きているかが問われるのです。リーダーの姿が理念そのものです。
編集後記
理念が伝わらないのは、行動が言葉と一致していないから。伝えることより、生きることの方が、ずっと難しく、ずっと強いのです。
次回予告: 第4回では、組織を動かすために欠かせない”義”と”信”について解説します。
