東洋哲学リーダー塾 メール講座 第59通——"徳"は姿勢に表れる ――語らずして語る「人格の重力」
言葉や技術を磨くほど内実との乖離が目立つジレンマ。東洋の「徳」は立派な発言ではなく、日常の所作・表情・佇まいに滲み出るエネルギーである。論語「君子は義に喩り、小人は利に喩る」を軸に、語らずして場を整える「人格の重力」に迫る。
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COLUMN
言葉や技術を磨くほど内実との乖離が目立つジレンマ。東洋の「徳」は立派な発言ではなく、日常の所作・表情・佇まいに滲み出るエネルギーである。論語「君子は義に喩り、小人は利に喩る」を軸に、語らずして場を整える「人格の重力」に迫る。
言葉を重ねるほど権威が軽くなるジレンマ。老子「知る者は言わず、言う者は知らず」が示すように、真に深く知るリーダーは沈黙に真意を込める。思考の余白を贈り、場を整える「無言の共鳴」——静寂こそが組織を動かす最強のリーダーシップである。
壮大な理想(天)を語りながら、足元の地道な行動(地)を怠ればリーダーは信頼を失う。「願いは天に、行動は地に」——王陽明の「志を立てて以て万事の源となす」を軸に、理想と現実を架け橋でつなぐリーダーシップの本質に迫る。
続きを読む →業績好調・追い風の絶頂こそ最も危うい。易経が「亢龍悔いあり」と戒めるように、勢いに乗ることと飲まれることの境界線を見失ったとき、リーダーは崩れる。孔子の「小利を見て義を失うことなかれ」を錨に、激流の中で重心を保つ覚悟を問う。
続きを読む →カリスマや自己主張ではなく「低さ=謙虚さ」こそが真のリーダーの強さ。老子の「谷神」と易経「謙卦」が説く、すべてを受け入れる精神の器とは何か。終日乾乾・惕若の緊張感を保ち続ける者だけが、組織を最高点へと押し上げる引力を手にする。
続きを読む →MEICHO
「人はなぜ測定されると行動を変えるのか」——管理会計を単なる情報システムではなく、人の心と行動を動かす「影響システム」として捉え直す。数字が現場を歪めもし、動かしもするという逆説を解き明かした、人間が主役の管理会計論。
「自分ならどうするか」——ドラッカーが選び抜いた50の経営ケースに向き合うとき、マネジメントの知識は初めて「生きた知恵」に変わる。成果・人と仕事・個の陶冶という三つの軸で経営者の決断力を鍛え上げる、実践的思考訓練の書。
読む →「企業の目的は利潤の最大化」という前提は限りなく間違いに近い——神戸大学の経営学者・加護野忠男が、市民精神・企業精神・営利精神の三つを軸に、バブル崩壊後に日本企業が失った経営の精神の正体を解明し、その復興を説く気迫の論考。
読む →ネッツトヨタ南国を12年連続お客様満足度No.1に導いた横田英毅が、「いちばん大切なことを大切にする経営」の真髄を語る。理念・人材育成・サービスの三本柱が、利益を目的としない経営がなぜ永続するかを解き明かす実践の書。
読む →数多の名経営者が座右の書としたロングセラー。経済評論家・伊藤肇が、安岡正篤の人間学と中国古典に学びつつ、リーダーが身につけるべき「帝王学」を説く。①原理原則を教えてもらう師をもつこと、②直言してくれる側近をもつこと、③よき幕賓をもつこと——三つの人間関係を軸に、エリートの人間学としての帝王学を現代に問う一冊。
読む →中国史上最善の政治といわれる「貞観の治」を導いた唐の太宗と名臣たちの言行録『貞観政要』。北条政子も徳川家康も座右とした帝王学の古典を、田口佳史が社長と先輩の対話形式で読み解く。創業より守成の難しさ、諫言を歓迎する度量、自らを律する克己——上に立つ者に求められる器量の条件を説く一冊。
読む →近代日本資本主義の父・渋沢栄一が、生涯の柱とした『論語』を、西郷・大久保・伊藤ら維新の偉人の思い出とともに語った大著『論語講義』。その核心を守屋淳が現代語に編訳した一冊。道徳と経済は一致する——「論語と算盤」「道徳経済合一説」に貫かれた、義と利を両立させる日本的経営倫理の原点を説く。
読む →シリーズ七十万部の「人間学講話」第四集。安岡正篤が、為政者・指導者の学である『大学』と、日常の修養を説く『小学』の二典を一本に講ずる。高邁な理想(大学)と足下の躾(小学)の両輪によってこそ「人物」は創られる——知識や才ではなく、慎独と活学に根ざした人格陶冶の道を照らす一冊。
読む →一八九四年、箱根の夏期学校で内村鑑三が青年たちに語った名講演『後世への最大遺物』を現代語訳し、佐藤優の解説を付した一冊。金・事業・思想——誰もが遺せるわけではないものを超え、万人に開かれ、誰をも害さない「最大遺物」とは何か。それは『勇ましい高尚なる生涯』、すなわち何を成したかより、どう生きたかである、と説く。
読む →八十四歳の真宗篤信者・山下成一が「切迫した信仰の問い」十六題に答えた問答集。法悦の一時性・宿業の自覚・他力廻向の真意を、具体的な苦悩の手紙に応える形で説き、根本の大安心へと導く。逆境に揺るがぬ心の地盤を求める一冊。
読む →若くしてエリート経済人の座を捨て、タイの森で17年を過ごした元僧侶が、難病ALSと死を前に語った「苦しみの手放し方」。『私が間違っているかもしれない』という一句に、確実性と正しさへの執着を手放し、思考を鵜呑みにせずに生きる知恵を凝縮した現代の人生論。
読む →儒家の根本教典。「三綱領」(明明徳・新民・止於至善)と「八条目」(格物・致知・誠意・正心・修身・斉家・治国・平天下)を核心に据え、内なる修養から天下の安定まで一本の道でつなぐ。「一是皆以修身為本」——すべての出発点は修身にあると説く、東洋リーダー学の原点。
読む →禅僧・関大徹が七十五年の修行と生活の体験から語る、清貧・無所得・行の精神。「食えなければ食うな」という逆説に込められた、欲を手放すことで得られる本物の自由と豊かさを、破天荒な語り口で説く禅の実践的人生哲学書。
読む →「活学としての東洋思想とは何か」という問いを軸に、王陽明の思想と生涯・『言志四録』・幕末の陽明学者たちを通じ、知行合一・致良知・抜本塞源の精神が現代をいかに生きるかを照らし出す安岡正篤の講話録。
読む →元の名臣・張養浩の「三事忠告」(廟堂忠告・風憲忠告・牧民忠告)に安岡正篤が繹註を施した「為政三部書」を、渡邊五郎三郎が現代語で私解した書。内閣大臣・法務警察・地方行政それぞれの指導者が守るべき人間学の道を説き、組織における人物・倫理・職業の本義を問い直す。
読む →東洋の古典——四書五経・老荘・仏典——に立ち返り、人間学の根底を問い続けた安岡正篤。本書は彼が生涯にわたって説き続けた「教学」の源泉を、儒学・道学・仏学の三系統から体系的に示した講義録集である。学問とは何か、人はいかに生くべきかを、古今の名言と自らの洞察をもって照らし出す。指導者・経営者必読の人間学の精髄。
読む →河井継之助・中西淡淵と細井平洲・劉邦と項羽・袁紹……。歴史上の人物の生き方と学問の関係を鋭く描き出し、真の学問とは何か、真の人物とはいかなる者かを問う。東洋哲学の泰斗・安岡正篤が生涯をかけて追求した「人物学」の精髄。
読む →本阿弥光悦・鴨長明・良寛・芭蕉・西行……。物の豊かさに価値を置かぬ日本の文人たちが体現してきた「清貧」の精神を、詩歌と生き方を通じて描き出す。物質文明への根底的な問いかけとして、刊行から30年を超えて読み継がれる不朽の文化論。
読む →「早年は志、中年は敬義、晩年は立命」——人の一生を三段階に分け、東洋古典の精髄から実践的な倫理を説いた安岡正篤の処女作。孝悌・師友・英雄崇拝から夫婦・社会生活・独の生活まで、人生の各期に応じた修養の道を体系的に論じる。
読む →日本武尊・義経・西郷隆盛・カミカゼ特攻隊員……。純粋な誠実さゆえに敗れた英雄たちの生涯を通じて、「まこと」を貫く者の崇高さと、日本人が「敗北」の中に見出してきた美学を解き明かす文化論の名著。
読む →不確実な時代に、経営の基軸となる「哲学」とは何か。松下幸之助・本田宗一郎・渋沢栄一ら伝説的経営者の事例を通じて、現場・変革・創造の三つの観点から経営哲学の本質に迫る。
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