東洋哲学リーダー塾 メール講座 第7回——「智」とは、問いを立てる力
「智」とは、問いを立てる力
東洋哲学における”智”は、単なる知識の量や情報の多さではなく、「本質を見抜き、問いを立てる力」として位置づけられています。
現代のリーダーは答えを出す存在と思われがちですが、変化の激しい時代において本当に求められるのは、良い問いを立てる力です。問いが深ければ深いほど、組織はより本質的な対話を生み出し、創造的な解決策が育まれていきます。
「なぜ、それが必要なのか?」「本当にそれでよいのか?」と立ち止まり、考える姿勢を持つリーダーは、メンバーに思考の深さを促し、学びの場をつくります。
“智”とは、組織を導く「光」であり、同時に「問いの起点」。深い問いが、深い成長と変化をもたらすのです。
『老子』「人を知る者は智なり、自らを知る者は明なり」
人を知ることも大切だが、自分を深く理解することが”明”=本当の智とされます。問いを立てるとは、自分自身に深く向き合うこと。そこに、洞察とリーダーシップの源泉があります。
編集後記
問いを立てることは、答えを急がないことでもある。静かに問い、考える時間が、組織の思考力を育てます。
次回予告: 第8回では、五徳をどう統合し、東洋思想の根幹”中庸”へと至るかを探ります。
