東洋哲学リーダー塾 メール講座 第12回——感情を整える:リーダーの「気」のマネジメント
感情を整える:リーダーの「気」のマネジメント
リーダーの感情は、無意識のうちに周囲へ大きな影響を与えます。焦りや苛立ち、不安が表に出ると、部下は萎縮し、組織に不安の連鎖が広がります。一方、穏やかで落ち着いた空気を纏うリーダーは、それだけで周囲の安心感を育みます。
東洋哲学では「気」を重要視します。「気」とは、心身に満ちる目に見えない力。怒りや悲しみに囚われれば気は乱れ、礼や節度を重んじれば気は整います。日々、呼吸を深め、感情を俯瞰し、静けさを保つことが、気を養う習慣となります。
リーダーがまず”自らの気を調える”こと。それが、組織に信頼と安定をもたらす最初の一歩です。
『孟子』「心を養うに、欲を寡くするに如くはなし」
「心を養うに、欲を寡(すくな)くするに如(し)くはなし」――感情を穏やかに保つには、欲望や自己主張を抑えることが最もよい。リーダーは、自らの欲や感情を節制することで、澄んだ判断力を保ち、組織に安定をもたらします。
編集後記
職場に安心感があるかどうかは、リーダーの”気”の質で決まります。まずは自分を整えること。それが最大の影響力です。
次回予告: 第13回では、「言葉」の力と、言霊が持つ東洋的リーダー観を扱います。
