東洋哲学リーダー塾 メール講座 第13回——言葉は力:東洋思想に学ぶ「言霊」の真意
言葉は力:東洋思想に学ぶ「言霊」の真意
リーダーの言葉は、時に剣にも薬にもなります。東洋思想では、言葉に「霊(たましい)」が宿るとされ、“言霊”として重視されてきました。
軽い約束や否定的な言葉は信頼を損ないますが、温かく整った言葉は、勇気を与え、場を変えます。言葉は、リーダーの思考の「にじみ」です。日ごろ何を考え、どんな意識を持っているかが、自然と言葉に表れます。
だからこそ、言葉を磨くには、まず内面を整えることが大切。率直で、礼があり、誠実な言葉は、組織を深く動かします。沈黙すら「在り方」を語ると心得て、言葉を選びましょう。
『論語』「君子は言に訥にして、行に敏ならんと欲す」
君子(理想のリーダー)は、言葉は慎重であれ、行動は素早くあるべし――という意味。口先で語るのではなく、行動で信頼を得るのが真のリーダー。言葉は少なくても、重みのある言葉を使う人が信頼されます。
編集後記
言葉は鏡。心が整っていなければ、響く言葉にはなりません。話すより、まず在る。リーダーの言葉には重みが伴います。
次回予告: 第14回では、「道を知る」とは何か。『道』の思想を扱います。
