東洋哲学リーダー塾 メール講座 第18回——「信」とはまず自分を信じること
「信」とはまず自分を信じること
他者を信じる前に、リーダーはまず「自分自身を信じられているか」が問われます。自己信頼は、単なる自信や過信とは違います。自分の価値観や”道”を信じ、過ちを恐れずに進む姿勢です。
失敗をしても、自分を責めるのではなく、学び直し、軌道修正できる”強さと柔らかさ”。この自己信頼こそ、部下や周囲に安心を与えるリーダーの根幹です。
他者の信頼は、自分への信頼がにじみ出ることで築かれます。揺れながらも立ち返る”芯”を持つこと――それが、東洋的な「信」の始まりなのです。
『伝習録』「自ら信ずる者は人必ずこれを信ず」
王陽明は、自分自身の道や信念に確信を持つことが、周囲の信頼を得る最も本質的な条件だと説きました。自己信頼は、謙虚さと内省を伴う「静かな確信」です。
編集後記
人に信じてもらいたければ、まず自分を信じること。揺れながらも立ち戻れる軸が、組織に安心をもたらします。
次回予告: 第19回では、「学ぶことは生きること」――生涯学び続けるリーダーの姿勢を探ります。
