東洋哲学リーダー塾 メール講座 第27回——感謝が生むエネルギー
感謝が生むエネルギー
組織を動かすのは、命令でも報酬でもなく、「感謝の空気」です。リーダーが感謝の心を持ち、それを言葉と態度で表現することで、周囲に温かい力が流れ出します。
東洋哲学では、「報徳」「知恩報恩」が重視されてきました。どんな成功も、自分一人の力で成し遂げられるものではないと知ること。その気づきが、自然な感謝の念を育てます。
「ありがとう」の一言が、関係を深め、次の行動を促します。感謝を忘れない人のまわりには、人が集まります。
リーダーの小さな感謝が、組織に大きな推進力を与えるのです。感謝とは、静かで最強のリーダーシップの源泉なのです。
『孟子』「人の恩を思わずして、以て義をなすことなし」
「恩に報いようとする心がなければ、正義は成り立たない」
この言葉は、感謝の心が倫理や行動の土台であると説いています。義務感ではなく、恩を感じる心があってこそ、人は正しく、気高く行動できる。感謝のある人が、真の信頼を築くのです。
編集後記
「ありがとう」が自然に言える人は、周りを動かす人。感謝は心の潤滑油であり、人の心を静かにひらく”徳”だと感じます。
次回予告: 第28回では、「“無私”という在り方」について探っていきます。
